子どもが生まれると、「この子のために、できるかぎりのことはしてあげたい」と思うようになりました。
食事も、遊びも、休日の過ごし方も。
でも子育てをしているうちに、ふと気づいたことがあります。
「子どものため」と思っていたことの中には、実は私が「こうしたほうがいい」と思っていただけのこともある。
それに気づいてから、少しずつやめたことがあります。
休日は、必ずしもどこかへ連れて行かない
以前は、せっかくの休日なのだから、どこかへ連れて行ってあげたいと思っていました。
でも、毎週お出かけをする必要はないのかも。
家でゆっくり遊んだり、いつもの生活をしたりする日があってもいい。
保育園で集団生活をしている娘にとっては、家で安心して過ごす時間も大切なんだと考えるようになりました。
もちろん、時には旅行やお出かけもします。
「休日だから出かける」ではなく、そのときの家族に合った過ごし方を選ぶようになりました。

英語の子ども番組を無理に見せない
子どもの英語教育に良さそうだと思って、英語の子ども向け番組を見せていた時期もありました。
でも、娘はあまり楽しそうではありませんでした。
ふと考えてみると、大人だって興味のないテレビ番組を「勉強になるから」と見せられたら、きっと退屈です。
「英語に触れさせたい」という親の気持ちより、本人が楽しんでいるかを大切にすることにしました。
今は、意識的に見せることはなくなりました。
毎食、野菜を無理に食べさせない
野菜も、「ちゃんと食べてほしい」と思って、毎食できるだけ食べさせようとしていました。
でも、毎回きれいに食べてもらおうとすると、親も子どもも疲れてしまう。
もちろん、食事全体のバランスは考えています。
でも、一食だけを見て「野菜を食べなかった」と気にしすぎないようになりました。
一日、一週間くらいの長い目で見ながら、食べられるものを食べてもらう。
それくらいの気持ちでいいと思うようになりました。

服や靴を親の好みだけで選ばない
これは最近、特に実感していることです。
私はベージュやブラウンのような落ち着いた色の服を娘に着せたいと思っていました。
でも、娘が好きなのはパキッとした黄色やピンク。
そして、好きな色の服や靴を身につけているときの娘は、明らかに表情が明るい。
「ママみて、きいろのくつ」といった具合に何度も嬉しそうに教えてくれます。
それを見て、「私が着せたい服」より「娘が好きなもの」を選んでもいいんだと思うようになりました。
親が選ぶ楽しさもありますが、少しずつ本人の「好き」も尊重していきたいと思っています。
「子どものため」と「親がしたいこと」は、少し違う
子どものためにと思って頑張っていると、つい「これをしてあげたほうがいい」と考えてしまいます。
でも、子どもをよく見ていると、必ずしも親が思う「良いこと」と、子どもが喜ぶことは同じではない。
だから最近は、
「これは本当に娘のため?」
「それとも、私がそうしたいだけ?」
と、一度考えるようになりました。
もちろん、親が決めなければいけないこともあります。
何でも子どもの好きにするわけではありません。
ただ、親の理想を少し手放して、子どもの反応を見てみる。
それだけでも、子育てが少しラクになった気がします。
子どものために頑張ることだけが、子育てではないのかもしれません。
時には、「してあげること」ではなく「やめること」も、子どものためになる。
今の私は、そんなふうに考えています。


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